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心なしか俺よりウキウキして楽しそうな博貴は、行動的
「じゃあまず、何組か探しにいこ」
「ちょ、まってや!そんなん行ってどーするん。喋られへん」
「えらい弱気やな~?」
「当たって砕けるのはゴメンや」
「まぁまぁ、とりあえず見にいこっ」
半ば強引に博貴に手を引かれてハンカチの人探し。相変わらず行動的や
あれよあれよと事が進んどるけど、こんな焦って?行動して大丈夫かな俺
「ひろき、ひろき」
「ん~?」
「俺、ほんまにその人のこと好きかな」
「なに?どしたんよ」
「喋っても無いのにさぁ」
「んー…ビビッとくるもんがあったんとちゃうの?その人に」
「そうかな…そうやんな、」
「おん、なんかあったら僕がたっちょんのこと慰めたる(笑)」
「…うん」
ほんま、博貴はどこまでも俺に甘いよな…って最近気付いたこと。ほんまに良くしてくれるっていうか…優しい
キラキラ笑顔が俺には眩しすぎるわ。
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