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『うっちー!』
他のクラスの教室をチラチラ覗きながら廊下を歩いてたら、急に呼ばれた博貴
なんでか俺の方がビックリして勢いよく声の方に振り向けば、小さい派手な人
「あー、章ちゃん!」
『久し振り!元気?』
「元気!章ちゃんも?」
『元気元気!せやけどなんかメッチャ久しぶりな感じするわ(笑)』
「ほんまやなぁ~。あ、たっちょん!中学んときの、塾一緒やった章ちゃんやねんけど…」
『安田章大!よろしく、えっと』
「大倉忠義です…」
『大倉くんな!』
「僕たっちょんて呼んでるから章ちゃんもたっちょんでええんやない?」
『そっか、よろしくなぁたっちょん!』
「よ、よろしく」
うわわわー…なんかメッチャどんどん会話進められていってる…。イヤ、別にいいんやけどフレンドリーな人やな
てゆーか、可愛い。こんな男おるんやなぁ…目ぱっちりでクリクリやん!まぁ博貴も俺の中では可愛いけど
『安~お前、この前貸した数学の宿題ちゃんと持ってきた?』
窓からヒョコっと顔を出して安田くんに話しかけたその人
………うわぁ、探しに来たのにいざ会ったら、やっぱドキドキする
さっきの…ハンカチの人や
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