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黄side
「亮ちゃん」
俺をそう呼んだ大倉は、…ふんわり…柔らかくてなんかあったかくて
人の笑顔を見て、…とろけそうなんて思ったんは初めてやった
スーっと心に入ってくるような感覚。それが不思議と嫌じゃなくて、もっと知りたくなる
亮ちゃん、って何回も呼んでくる大倉
もしかして呼びたかったんかな、とか変な風に考えてみるけど…そう思ってもええんかな。
なんとなく近付けた。たかが名前の呼び方やけどそれだけで距離が変わった
何もかも初めてや。こんな風に落ち着く相手を見つけたのも、近付きたい…そう思うのも
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