138人が本棚に入れています
本棚に追加
/197ページ
さて、二例目です。
②私が、24才の頃の話しです。
私の後輩の女の子の事です。
高校時代の彼女は、勉強ができ、スポーツ万能 それに、可愛いので かなり、モテモテでした。
彼女の自宅は、私の自宅から、100㍍ぐらいの所にありました。 別に、仲が良いわけでもありませんが、会えば 話しをしてました。
彼女は卒業して、事務の仕事をしていたんです。
何年か過ぎた、夏の蒸し暑い夜の事でした。
サイレンが高々と鳴り響いたのです。 何事だろう?
消防車や救急車 パトカーのサイレンが入り交じり、夏の夜に 蒸し暑さを増すような、慌ただしさが伝わってきます。
外へ出ると、私の家の側の踏み切りでわないですか❗
私は、野次馬と化していました。
そこで見たものは、手足が片方だけ、ち切れ 顔が片方潰れて、目玉が垂れ下がった 女性でした。
警官は、駄目だと判断したのでしょう、シートを掛けて
状況を目撃者に聞こうとした時、残った片方の手でシートをハネのけ
小さな声で 『助けて、だれか たすけ…て………。』と、言って、こと切れました。
その断末魔は、今でも目に焼き付き忘れません❗
その時は、その女性が‥まさか後輩とは、思いもしない事でした。
後日、彼女は結婚を反対され 自殺との事でしたが、反対されるのは仕方なかったのです。
彼女の相手は妻子があり、離婚問題でもめていたのです。 彼女の父親が、ひどく反対したようでした。
そして、彼女はお腹の子供共々、若い命を自ら終えたのでした。
それから、17年後の彼女の命日 彼女の父親が、狂ったように、家を飛び出して 彼女が自殺した同じ場所で、自殺しました。
近所の人達は、彼女が命日に、父親を呼んだんだ❗と、噂しました。
この話しを読んだ 貴方は、どう感じたでしょう。
ちなみに、自殺した踏み切りは、彼女の自宅のすぐ側にあり、私の自宅の側
成仏している事を願ってやみません。
最初のコメントを投稿しよう!