③私の思う不思議な事

2/2
138人が本棚に入れています
本棚に追加
/197ページ
それでは、三例目の話しです。 ③この話しも、ある意味 因縁地味てますが、実のところ不可解な出来事です。  今から、8年前になりますか❗ 私が離婚して3年たった頃です。  私の家の近所に住む 遠縁にあたる、(仮名)青木充(39)が、歳明け前の12月初めに、離婚する事になったんです。  彼の奥さんは、三人の子供を引き取り、自立する為  歳明けまで、一緒に暮らす事にしてました。  そんな、クリスマスの夜 自宅で酒を飲み過ぎてた、充は  タバコを買いに外へ出かけて行ったそうです。  しかし、何時間たっても 充は帰って来ません。  もう、別れた身 奥さんは、どうせ外で飲んでるに違いない‥と、思っていたそうですが、  翌朝 新聞配達の人が、側溝で頭から倒れてる 充を発見し 110番するまで 別れた奥さんは、気付く事なく  朝食の支度をしてたそうです。  彼が倒れて亡くなっていた側溝は 家の裏に有りました。  酔いつぶれた彼は、ふらつく足取りで 誤って側溝に頭から倒れて、そのまま気を失い、寒さの中  凍死したのです。 元家族の直ぐ側で…彼の顔面は、顔から倒れた為 ぐちゃぐちゃでした。 酒を飲み過ぎて、暴力を振るっていた彼の 葬儀は、別れた奥さんはもとより、 彼の子供達でさえも、涙を流さない 寂しい葬儀だったそうです。 それから、3年後 彼の姉婿(義理の兄)が、彼の三年忌の前の日に 珍しく日頃 仏さんに、参らないからと、仏壇に手を合わせにきたのです。  姉婿は、体格がよく 空手の師範でした。  その姉婿が三年忌の日の朝 自宅の二階のベランダから落ち 死亡します。  顔から落ちた為か顔面は、あの充のように、ぐちゃぐちゃだったそうです。  でも…彼は何故? 手をつかなかったのでしょう? 
/197ページ

最初のコメントを投稿しよう!