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冷たく長い夜
柔らかな光をくれたのは君でした
冷えきった季節の中で
ただ日々を送り
笑っている私を
遠くから見ている私
心を薄い膜で被い
いつのまにか与えられる事を拒んでいたけれど
あなたは膜を破る事なく
やんわり そっと
滑り込んできました
遮断していた外側と
護ってきた内側が
あなたを通してゆっくり交わる
少し怖いけどあなたがいるから大丈夫だよ
私の頬に触れた手は
私の心にも触れていました
まだ素直にはなれないけれど
いつかちゃんと伝えたい
ありがとう
大好きです
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