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そんな緩~い空気のブレイド一行を一人の男が廃ビルの上から見ていた。
その男は長い髪に虎柄の服を着ていた。
「奴がアークライト様の言っていた“神父”だな……」
男はそう言った後ビルを降り始めた。
(我々シメオンに楯突く者は全て排除……あいつの運が悪いな。相手がこの俺なんだから………)
男がニヤリと笑う。
(俺の鋼鉄斬糸“カンダタストリング”で、奴の身体をギタギタにしてやるっ!)
ビルから出てきた男は、そのままブレイド達の元へ歩いて行った…………
──敵に狙いをつけられているとは知らないブレイド一行はのんびり移動していた。
そして、彼らの目的地である常盤台に居座っている彼女達の事は誰も知らない──
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