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「ということは、ローマ正教には何か秘密が?」
「鋭いな。フェイト。実はローマ正教は『魔術団体』だったそうだ。」
「魔術………団体?」
驚愕するはやてを気にせず説明するクロノ。
「『魔術』といっても、こちらの魔法とは少し違っている点が幾つかあってな。デバイスを用いらない所や、一つの術式に時間がかかるとか。」
「それなら、『超能力』と『魔術』が戦った……っていう事になったわけだね。」
「そうだ。その結果学園都市とローマ正教は壊滅。日本にできた幾つかの『爆心地』が『ブラックスポット』という訳だ。」
「ほんなら、今回の六課の作戦は『時の流れ』と『ブラックスポット調査』でええか?」
「もう一つお願いしていいか?」
クロノの問いになのはが頷く。
「『ブラックスポット』には、『第三次世界大戦』の中心人物で戦争を止めた男がいるらしい。見つけて当時の事を聞いておいてくれないか?あれは謎が謎を呼ぶような事件だからな。」
解ったよとフェイトは頷く。
「クロノ君、その人の特徴とかは?」
「体型までは解らんが、名前だけならなんとか調べあげたよ」
「ほんなら、名前だけでも教えてくれへんかなぁ?」
「………『上条当麻』だ。」
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