壱ノ風 春の始まり

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まあ何もしないまま時間は過ぎていく 今日は気だるい授業が続くな いつもなら眠くなっていいんだが今日は違う、 何か変な気分だ… 胸がザワザワするというか違和感がある よく分からないが今は関係ないんだろうな… … そんなこんなでダラダラと時間は過ぎた いつの間にか下校時刻 「優貴帰るか?」 「そうね、一緒に帰ろっかな」 「どうした、ニヤニヤしおって」 「いんや~拓巳何かいつもと違うなあって思ってさ、いいことでもあった?」 「いや、いつもと変わらんが…」 「そっか…まっいいわ帰りましょうか」 「そうだな、今日はどっか寄るか?」 「ん~そうね…あっ駅前の服屋に新作のスカートがあったのよね」 「あの店には行きたくないんだが…」 「いいじゃないちょっとぐらい付き合いなさいよ、それが男の甲斐性ってもんよ」 お前も男だろうというのは不要だな… 「分かった、暗くならないうちに行くぞ」 「りょかー」
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