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「今日もウィンドウショッピングか」
「ん…そうね、今は持ち合わせが足りないみたいだから。拓巳がおごってくれるなら別だけど!」
「むっ…ま、また今度な」
「ちぇっ…甲斐性のない男ね。まあ今日のところは帰ろうかしらね」
なんかとても切なくなった
そんな気持ちでとぼとぼ帰る。
「ん~?あれって…」
「ん?あれは…神崎か」
彼女は満面の笑みで
「やっと帰って来たのね」
「あの~何のようかな?」
「あら!?何も知らないのねまったく
いきなりだけど、今日からこの家で花嫁修行をします、如月拓巳君の許嫁
神崎桐乃です」
「ん?」
「え~っ!」
『許嫁~!!!』
「そんなの聞いとらんぞ
何を訳の分からん事を言ってるんだよ」
「仕方ないわね、まずは家に入れてくれるかしら?話はお茶でも飲みながらゆっくりしましょ」
「ん…そうだなって、無理…」
ガチャッ
「お邪魔しまーす
ってうわっ何この臭い男臭いわね
人間の家とは思えないわね」
「仕方ないだろ俺一人で暮らしてるんだから」
「なら今週末は徹底的に掃除ね!」
「じゃっ私は何かお邪魔みたいだから帰るわね」
「いやっ、ダメだろ」
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