事故

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『助けてあげようか?』 声が聞こえた。 『まぁ、条件つくけど☆』 また、確かに聞こえた。 『・・・・・・誰?』 どんなに周りを見渡しても私の視界には声の主の姿は映らない。 【私・・・・おかしくなった?】 その間にも声は続いた。 『おかしくなってないし……探しても無駄だよ!』 『・・・・だから誰っ!』 私は軽くキレた。 だけど聞こえてくるのは反射した自分の声だけ。声の主は都合よく黙っている。 【・・・・姿見えないとか・・・ずるい・・・】 私は少し冷静に戻った。 そうしたらまた 『ねぇ、さぁ―』
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