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旅立ち~理沙篇~
2018年7月16日、
世界各国が専門家の意見を
聞き入れ“核全廃宣言”を
発表し、2035年に
全ての核兵器が世界から
姿を消した。そして、
これから、真の平和が訪れる
と誰もが思っていた。
しかし、平和は5年しか
続かなかった。
温暖化の影響により
世界的な“食糧危機”が
訪れたからだ。
その結果、中国やアメリカなどの先進諸国は
植民地確保のため戦争へと
乗り出すのだった。
当時、日本政府を含む
各国の政府は、
先進諸国同士は
ぶつかることが無い
と考えていたが、
2036年2月19日に
彼らは自分たちの
認識の甘さを
思い知ることとなる。
ラオスにてイギリスと
ロシアが戦闘に
突入したのである。
これにより、
第四次世界大戦、
俗に言う
“フード・ウォーズ”
へと突入した。
日本は参戦出来ない
最大の理由である憲法9条を『国家の安全のため』
という理由から破棄し、
一般市民から
志願兵を募った。
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