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「まぁ~ん、来てみ!!海が見えるぞ!」
私が恥ずかしがってるから…
背を向けてくれてる😌
彼の背中には大きな古傷がある
マジマジ見たことはなかったのであまりの大きさに驚いた
「真っ暗だもん。見えないでしょ!」
私が入っていったのを確認するかのように振り返り
「見えるよ。可愛いまんが!」
素肌で抱きしめられたのは初めて
あたたかい…
背中に回した手で彼の傷跡をなぞった
「すげぇだろ、喧嘩んときな、これ見せるとみんなビビりまくるんだぜ。施設の前に捨てられてたときからあったんだ。」
「BEN、背中洗ったげる!」
「いいよっ😣💦」
「やだぁ!!洗うっ!」
大きな背中…
「まん?本当にいいのか?」
「BEN… 怖い…」
「大丈夫だよ。力抜いてみ。まん… 可愛いよ。大好きだ!俺だけの… 俺の女(スケ)… まん」
「うぎゃっ!! ギャァー! 痛いぃぃぃ(泣) やだぁ~!! ヤッパ痛いから抜いてっ! やだやだやだぁ」
「ムリ! 今更… 我慢すんだ! 俺のもんにしてぇ! ごめんな! 俺… 止めらんねぇ」
「ごめんな… 俺だって… 本当はおめぇと離れたくねぇんだ。帰したくねぇ!でも… 辛かったか? まだいてぇか?」
繋がったまま髪を撫でながら聞いてきた
「ジンジンする😢」
「まん!!一生大事にするからな!」
「まん… 俺のまん… 可愛いまん… 大好きだぞ」
彼の腕にしがみついてた
「まだいてぇか?」
首を横にふる私を心配そうに覗き込んで
「すんげぇ叫んでたから… 止めようかとも思ったけど… 止めらんなくなっちゃって💦 ごめんな」
やっぱりヤダ!
帰りたくない!!
BENと一緒にいたい
シャワーを浴びて出てくると彼は何かを書いている
1978.8.29 B LOVE M
備え付けのらくがき帳に書き込んでいた
私に気づいた彼は照れくさそうに
「あはは!野郎たちと来たときに好きな女と来たらぜってぇ書くって… ガキみてだな…」
「私も書きたい!」
大好きなBへ
痛かった
でも、これで離れてても一緒って思うことにするね
Bにこれ以上迷惑はかけられないから
ずっとBの彼女でいさせてください
「まん、何があっても、誰が何て言っても、まんは俺の女だ!俺が守る。家に帰って辛くても休みには会いに行くからな。頑張れな。卒業しちまえばいいんだからな!」
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