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「まん!どうだ!!似合うか?おめぇの親に会うんに普段着ってのもマズいべ😁兄貴に借りてきた!」
スーツに自慢のリーゼント
いつも以上に大人っぽい彼
昨夜のことが恥ずかしくてあまり会話もないまま、車は自宅の前に着いた
「大丈夫だよ。俺が全部話すから、おめぇは黙ってればいい!ただいまってそれだけ言えば良いからな!」
私とは血の繋がりのない父親に頭ごなしに怒られ、殴られても拳を握りしめ、土下座したまま耐えて…ただ謝り続けている彼
BENごめん
BEN大好き
BEN私の…
こんな奴…一発で倒せるのに…
「もうやめて!!あんたに何がわかんだよ!!あたしが家出したんはあんたのせいだろ!BENはあたしに家に帰るように説得してくれたんだよ!あんたにBENを殴る資格がどこにあんだよぉ!!」
「まん!心配かけたのは俺とまんだ。おめぇは未成年だ。連れまわした俺がわりいんだから… すみませんでした。帰ります。まんのこと頼みます。叱らないでやってください。」
「BEN!!」
「土曜日に迎えに来るからな、ちゃんと勉強しろよ。まん…アイツはおめぇを… 悔しいけど俺よりすげぇや… じゃぁな」
アイツも母親も何も言わなかった
腫れ物に触るかのように
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