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彼が目を覚ますと、そこは駐屯地の医療施設だった。
仲間達は皆口を揃えて
「お前はいつの間にか駐屯地の近くにほうり捨てられていた」
と言っていた。
あの紅いロボットについて聞くと
「知らない、そのような機体は見ていない」
だそうだ。
『早乙女賢を………殺す男だ…』
だが
アレは夢では無い。
恐らく、あの男、流竜馬は今も荒野を走り抜けているのだろう、あのゲッター1で、インベーダーポイントを目指して。
彼は、医療施設をひっそりと抜け出すと、インベーダーポイントに向かって敬礼をした。
命の恩人であるあの男の幸運と目的の達成を祈って………
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