1279人が本棚に入れています
本棚に追加
/643ページ
その姿を見たとき、苦しくなる程、胸が締め付けられ、愛しいと思った
何があっても、教師になって、怜羽を守れる一人の男になりたいと強く思った
それから大学卒業するまで、必死に頑張った
怜羽はまだ幼かったから、俺のことはただの
“お兄ちゃん”
にしか見えてなかったかもしれないが、どうしても怜羽に認めてもらえるように、男として意識してもらえるようになりたくて、必死だった
丁度、地元の百合花学園高等学校の数学教師の募集を教授から教わり、迷わず試験を受けた
最初のコメントを投稿しよう!