第一章 出会い

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一方、敏と長老のほうは、 長老「実はな、お前ら夫婦には黙っていたがその飛竜があまりにも危険だったため、とある街の猟団にお前ら夫婦では難しいと判断したときに限り依頼しておったのじゃ。」 敏「そうでしたか。で、その飛竜とは?」 長老「うむ、その飛竜の名は ベリオロス。 動きが早くしかも凶暴じゃ。」 敏「では、そのベリオロスがこの雪山の異変に関係しているのですか?」 長老「うむ、確かに今までは雪山が荒れる原因はベリオロスのせいじゃった。じゃが、雪山が荒れるとすぐに街の猟団に依頼しておった。依頼後、3日以内で討伐完了の知らせがあり雪山も静けさを取り戻しておったのじゃが、今回は依頼してすでに一週間がたっておる。もしや、その猟団に何かあったのではないかと思うておる」 敏「その猟団名はなんでしょうか?」 長老「猟団 猫の足跡 じゃ」 敏「猫の足跡!!あの数名しかいない猟団ですか?」 長老「うむ、おぬしは知らんかもしれんが猟団 猫の足跡は確かに団員数が3名しかおらん。じゃが、その3名は攻守ともに優れた上位ハンターじゃ。団員が少ないのは、その3名のオーラに圧倒され、入りたくても入れないのじゃ。まぁ、3名とも少し変わり者ではあるがの。フォフォフォ」 敏「では、猫の足跡をなぜ長老が知っているのでしょうか?しかもそんなに詳しく。」 長老「猫の足跡は、…。まぁ、それはよいではないか。」 敏は少し気がかりであったが、長老の話しを聞くことにした。 長老「このまま、雪山が荒れたままじゃと村民の生活もくるしゅーなるばかりじゃ。どうじゃ、おぬしら夫婦で調べてきてはくれぬか?」 敏「はい、私もそう考えておりました。では、すぐにしたくを」 長老「すまぬの。調査だけで十分じゃからの。決して、おぬしら夫婦が見たことないモンスターが現れたら戦うでないぞ。」 敏「わかりました。では、妻に話し調査へ行ってきます。」 敏は、長老の家を出て自宅へと向かった。
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