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『何処かに‥ってどこにだ? 此方の方は国境と逆の方向だろ。そんな事したら‥』
『‥オレ達は‥
抜忍になる。
でもテマリがそれでも二人でいたいって言うなら
オレは そんなの気にしないぜ?』
『シカマルに‥
抜け忍になんかさせれる訳無いだろ。
アタシだって‥この国を出るなんて…』
出来る訳ないだろ。
シカマルが一番良く知ってる筈だろ?
シカマル…
アタシに意地悪をしているのか?
嫌いになったから…
面倒な女だと思ったから
そんな事言っているのか?
シカマルに嫌われる位なら
いっそのこと
アタシから
さよならを言おう…か。
『シカマル…』
『…………』
冗談なら…
早く冗談だと言ってくれ。
アタシの手首を強く掴むんじゃなくて
いつもみたいに優しく繋いでくれ。
面倒くせぇー
そう言ったあとの
ちょっとだけはにかんだ
シカマルの顔が見たいだけ…なんだ。
真っ直ぐにアタシに注がれている切れ長の視線は何時もに増して眼力を強めアタシを見詰めている
本気なんだとアタシに 伝えてる
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