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アタシは掴まれていた手首を無理やり剥がした
剥がした手首にはシカマルに掴まれていた跡がくっきりと残っていた。
『ごめん。』
それを見てシカマルが小さく呟いた。
シカマルが冗談なんていうはずもない
目を見れば本気なんだと直ぐに解る
だからって忍として将来有望なシカマルをアタシが
潰すわけにはいかない
今度はアタシが本気を出す番だ
シカマルもアタシと離れたくはないと
そう思っているのだと
思ってもいいか?
自惚れだと笑われてもいい
それだけでアタシは十分だ
アタシは良いこともそうでない事も-。
思った事を口に出してしまう『正直』の上に馬鹿が付くくらい…
正直者だ。
だけど今は
シカマルの為に
史上最強の嘘をついてやろう
大好きなお前に
大嫌いだと
伝えてやる。
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