手を繋いだら…

サヨサラと言わせて…

｢早く宿に戻らないと
一雨降りそうだな｡｣

そう思い ササッと資料をまとめ部屋を出た｡

朝のざわついて雰囲気とは于って変わり
シーンとした渡り廊下は
広くて

そして

長く感じられた｡

｢あそこの角
左だったかな‥?｣
だよな…

自問自答をして
角を曲がったら､突然…

大きな黒い影が
目の前に飛び込んできた

｢うわっ!!｣

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