波瀾万丈な一日

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「おはよー。」 「あ、おはよう王子。」 「王子と姫だ。朝練お疲れ~。」 「キャァァァ、王子君おはよー!」 「毎度毎度騒がしいったらありゃしねぇ。」 俺は毒づいて自分の席に向かう。ちなみに今の会話は全員女子からだ。王子こと俺様慎也は女子にも男子にも人気である。 ちなみに姫は俺だ。うぜぇったらありゃしねぇ。 「ひ~めっ!おはよ!」 「おはよ、美里。姫っつーのいい加減止めろ!」 「良いじゃん良いじゃん。減るモンじゃないし。」 「俺のプライドが減る。」 「細かいことはー気にしない、それわかちこわかちこぉ♪」 今俺に話し掛けて消えかけているゆっ○ぃの真似をしたのは、中村美里。中ちゃん、またはみぃちゃんの愛称で男女問わず人気な元気少女だ。 ちなみにこいつとも小4の時からの仲で所謂幼馴染みってヤツだ。
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