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11時半になり三時限目の終わりを知らせるチャイムが鳴り響いた。
「お、なんだもう終わりか…、それじゃあ終わりまーす!」
「きりーっ、れい、ちゃくせーき。」
「次の授業の予習ちゃんとやってくるんぞ!やって来なかった奴は廊下で授業を受けてもらおう。」
「ぅげっ、まじかよ~。」
さらりと爆弾発言を残して数学教師が去っていった。それにしても眠たいな。実際数学は半分寝てたけど。
「ひ~めっ、おはよー。まだ転入生来ないね。」
「おはよ、美里。大方車が混んでるとか迷子になっちまったとかじゃねぇの?」
「う~ん…迷子はないと思うけどなぁ。」
「次は遥香さ…先生の授業だったけ?」
「うん英語ーっ。はぁ…英語なんて嫌いだぁ~。」
「落ち込むなって。美里が英語出来ねぇなんて今にはじまったことじゃねぇだろ?」
「姫ひどーいっ。英語が無くなるから転入生来ると良いけどね。」
「まあな。」
それはそれでラッキーだ。だがいくらなんでも遅ぇんじゃねぇか?朝が8時半からだからかれこれ3時間も遅刻なんて…。
そんなことを思案していると遥香さ…先生が扉から登場してきた。もう授業か…。
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