波瀾万丈な一日

11/33
前へ
/55ページ
次へ
「さぁ楽しい楽しい英語の時間になったぞぉ!委員長っ号令!」 「…きりぃつ、れい、ちゃくせーき。」 エラい怠そうに号令をした委員長こと美里。男女共に人気である美里は委員長に抜擢されてたんだよ。 つうか、転入生はまだ来てねぇって事か。マジで事故とかじゃねぇのか? 「それじゃあ教科書6P開いて~…と冗談はこれ位にして、諸君!お待ち兼ねの転入生がついに来たぞ!」 「「「おぉ!!!」」」 なんだよ…遥香先生。来てんなら紹介しろよなぁ。昔っからそういう悪戯好きは変わらねぇな。 ん?ああ、ちなみに俺と遥香先生は親戚という間柄だ。だから昔の事とかよく知ってんだよ。 「では、転入生に出てきてもらおうか。びっくりするなよ?では入って来てくれ。」 教壇側の扉が開き、一人の女生徒が遥香先生の隣りまで歩いていった。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加