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「るうちゃん、風邪だね」
るうは朝から激しい頭痛に襲われていた。
熱は先程計り、38度2分を計測した。
「今日は学校休まないとだね。大人しく寝てるんだよ?」
ちいが頭の下に氷枕を入れる。
「じゃあ行って来るね。何かあったらすぐに電話してね?ご飯は冷蔵庫にお粥を作ってあるから」
「うん……ごめん。ちい」
「謝らないの。家族なんだから」
ちいは笑顔でそう言うと、家を出て行った。
「私も寝ようかな」
それを確認したるうは再び瞼を閉じた。
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