場面は、英の部屋へ

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ベイ まあ、我輩は誰かさんみたいな魔術師やらハンターではありませんから、知りませんけどね。あくまでも我輩の憶測になってしまうのですが、 英  よければ休日にデートしませんか! おじょーさん! ベイ 聞いちゃいねえ。ごほん、最近は話を最後まで聞かない若者が増えていますからね。 英  なあ、デートって何処に誘えば良いんだろう ベイ さあ、遊園地とか映画なんていいんじゃないですか? 英  そんな金ねえよ ベイ でしたら、あそこはどうでしょう。前にスウが言っていた公園の近くにあるお花畑、でしたっけ? 英  ……。 ベイ 英様? 英  なーんかしゃくだな。あいつに頼るなんて…… ベイ ……まあ我輩はどこでもいいですが。どこかあてがあるんですか? 英  ない、けど ベイ じゃあどうするんです? 英  それに花畑ってなんか寒くないか? ベイ そうですか? でもいってたじゃなありませんか、スウ。女の子は誰でも花に心を打たれるって。 英  …… ベイ まったく。まだ怒ってるんですか? 子供のけんかじゃあるまいし、もういいじゃないですか 英  うるさい! 世の中にはな、どうしても譲れないことってあるんだよ。でも…… ベイ 日本語が正しくない気もしますが、まあいいでしょう。でも? 英  こ、今回はその花畑に行くよ。しょうがないから ベイ 本当に素直じゃないですねえ。まあいいでしょう。じゃ、明日、がんばってくださいよ。我輩は傍で見ていますから 英  あ、ああ。
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