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「あぁ……やはりというかなんというか。春雨がなにを考えているかは到底判らぬが、貴様の──白夜叉の力を手に入れたいことは確かだな」
「白夜叉の力──ねェ……」
攘夷戦争後期、名を馳せた俺たち4人──坂田銀時、桂小太郎、高杉晋助、坂本辰馬。
各々が異名を持ち、恐れられた。
その中でも敵味方関係無く。
恐れ、畏れられた存在。
武神──白夜叉。
銀の髪に血を浴び、戦場を駆ける白き夜叉。
仲間の為だ、護る為だなんだと言いながら必死に戦って。
残ったのはたくさんの仲間の死体と──後悔だけだった。
俺は夜叉なんて大層なモンじゃない。
仲間一人救えない、
無力な人間だ。
「仲間一人護れやしねェ力が欲しいたァ……変わった奴らだ」
「………銀時………」
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