932人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
真選組絡みでまともだったことは一度もない。
「あーあ、逃がしちまった。どう責任取ってくれるんですかィ旦那ァ」
「俺のせいなの!?てかなに勝手に人ん家あがりこんでんの!?警察呼ぶぞコノヤローッ!」
「俺が警察でさァ。───それより旦那。桂となに話してたんですかィ?」
──鍔鳴りが聞こえたのは気のせいだよね。うん。きっとそうだよね。
あれ、なんかものっそい刃と鞘が擦れる音聞こえるんだけど。
あれ……なんか首に冷たいなにかが当たってるような……
「旦那ァ……すぐに答えられないような会話してたんですかィ……?」
「い、いやややややっ!たたたただの世間話だよっ!!」
「世間話。へェ……これからの攘夷についてのお話ですかィ。そりゃあ楽しそうだ」
なに言ってんのこの子っ!
今日はいつもより一段と増してドSだよ!!
「そ、総一郎くん落ち着いて。ね?ほら、お願いだからそろそろ首から刀退けてここに座ってっ!お願いっ!!」
.
最初のコメントを投稿しよう!