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「いきなりなに言い出すんですか!」 なんだか新八は焦っているような声だった。 それもそうだよな…… いきなり殴ってくれなんて言われたら俺だって困る。 それからしばらく殴れ殴らないの言い合いを続けていると、眠たげな少女の欠伸が聞こえた。 「朝っぱらからうるさいネ。野郎どもが朝からなんの話ししてるアルか」 そうだ──神楽なら。 「神楽ちゃん聞いてよ。銀さんがさっきから」 「神楽」 俺は新八の話しに割り込み、神楽が居るであろう方向へ顔を向ける。 .
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