マリンポートタウン!

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そう。 大げさに伸び上がっているのは、今朝マンションで会った派手男。 「同じクラスだったのかよ~?」 クラス中に響き渡る声で言う彼に、クラスの皆の目が集中する。 「何だよ、ヒロセ。知り合い?」 身を乗り出しているのは、派手男の前に座っていた男子生徒だ。 こっちは襟足の長い金髪に左耳にピアス2つ。 大きい目に幅広の口元は童顔で愛敬がある。 派手男よりも少しは色使いはマシだけれど、リストバンドやアクセサリーの重ね付けで充分インパクトはあった。 ……どうしてこの学校はこうもチャラチャラしたやつが多いんだ…… ボクは完全に引き気味。 元いた高校は、いかにも派手なやつもいたけれど、それなりに真面目な子の方が多かったから。 ……イヤだ。関わりになりたくない。 海が近いと、こうもチャラ男が増えるのだろうか? ボクには全く理解できない。 見回してみると、誰も彼もが陽に焼けていて、女の子なんて完全にコギャルとしか思えない。
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