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「あっ」
ベッドの上に、放り出されたままの携帯を慌てて拾い上げた。
「ひ、ヒロセくん、お待たせ!」
玄関に走り出て行きながら、ボクは思う。
……ハルちゃんにメールしなきゃ。
きっと彼女は寂しがっていることだろう。
ボクはそんな彼女をしっかり慰めて……
ボクの新しい生活のことを、面白可笑しく教えてあげよう。
もちろん、泣き言なんかは言わないよ?
ボクは男の子なんだし……
それに。
妙な友達が、4人も出来たみたいだからね?
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