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―ある都会の高層ビルの地下駐車場。
そこに彼女達はいた。
遡ること、24時間前。
Patch Familyの元に一件の依頼が届いた。
「あ、中川さん!こんにちはぁ」
「はいはい、こんにちは、光海さん。」
中川さんは、国に届いた依頼をいつも通りに伝えに来ていた。
「依頼きたの?」
「はい。お姉さん方を呼んできて頂けますか?」
中川さんはそう言って、光海に微笑みかけた。
すると光海は中川さんを広い部屋に通すと、部屋を出ていった。
中川さんは通された部屋の中央の方へ行く。
そこには10人くらいが座れそうな、大きなテーブルと椅子があった。
此処はいつも依頼の説明に使う。
少し奥に行くと、キッチンがある。
中川さんは荷物と着ていたスーツのジャケットを脱いで椅子に置くと、シャツの袖を少し折った。
「さて、お茶をいれておきましょうか。」
そしてキッチンへ向かった。
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