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ここは坂を下ってまっすぐ行けばある二階建ての塾だ
一つ一つ部屋があって自分の授業する部屋にはいると四列に机が並んでいた幽棄は四列に並んだ机の一番右端に座った
「よぉ幽棄遅かったなぁまた寝坊か」
幽棄の隣に座っていてしゃべりかけてきたこいつは―
― 名前は 幸二 幽棄と同じ中学二年生だ性格は…俺よりバカだけと俺より勇気があるいいやつだ
「なぁ幽棄今日の怖い話し見た?」
「見た見た でもあんま怖くなかったし」
「ほんとかぁ?」
幸二はニヤニヤしながら幽棄をみる
「う…うるさい! 幸二はどうなんだよ!」
「びびったぁ~」
「霊…怖いぃ」
「幸二はビビりだもんなぁ~」
「ムカッ あっ幽棄の後ろに幽霊がぁ!!…」
バッ!
幽棄が振り向く
「な…何もいなじゃないか! だましたな」
「幽棄もびびりじゃん」
「ムッカァァァ」
幸二が幽棄をバカにした
「はぃ 授業始めるよー」
先生が教材を机の上において
「はーぃ」
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