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老人の手をつかみ、私はゆっくりと立ち上がった。
老人の手は身長に見合うだけ大きく、とても暖かかった。
そして、私は老人に一つの疑問を問い掛けた。
「親切にありがとうございます。それで…ここはどこなんでしょう?」
老人は首を傾げたものの、口を開いた。
「どこって…魔法都市"リトニア"だが?」
悪い夢だよな?などいろいろな疑問が生まれたが、今目の当たりにしている光景は、夢にしては嫌に現実味を帯びていた。
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