398人が本棚に入れています
本棚に追加
5 名前: ◆NscXkUt6VE Mail: 投稿日: 2008/04/11(金) 21:48:09.35 ID: mSr8SdCV0
(´・ω・`)「ドクオ君、どうだい?」
不意に、ショボン部長がドクオに話を振った。
(;'A`)「え? あー、今日はちょっと……ごほっごほっ! か、風邪気味なんですよ」
ドクオは激しく咳き込む。当然、真っ赤な嘘ではあるのだが。
その様子をみて、ショボンはツンの方を見た。
(´・ω・`)「ツン君はどう?」
ξ゚⊿゚)ξ「え、えーっと、あ、電話が。はいもしもし。えー!? 隣の家の山田さんちの隣の加藤さんちに空き巣が入ったー!?
や、やだー。こわーい。早く帰って戸締り確認しなきゃー」
ツンは鳴ってもいない携帯電話を耳に当てる。
入社三年目の新人とはいえ、このアドリブは流石の一言である。
(´・ω・`)「ギコ君は都合つくかい?」
( ,,゚Д゚)「あ、え、と、今夜はその、妻と夜のお仕事が」
嘘が下手な男である。
6 名前: ◆NscXkUt6VE Mail: 投稿日: 2008/04/11(金) 21:49:04.05 ID: mSr8SdCV0
ショボンは三人の顔を見渡し、うーん、と唸った。
そして、何か思いついたのか顔を上げる。
(´・ω・`)「仕方ない。こうなったら、残業カードバトルで誰が残業するか決めよう」
残業カードバトル。
現代社会において、ジャンケンや多数決よりも公平と一部で言われているカードゲームである。
('A`)「そうですね。このままじゃラチがあかないし」
ξ゚⊿゚)ξ「妥当な判断ね。負けても恨みっこ無しよ」
( ,,゚Д゚)「賛成だゴラァ!」
三人は承諾したようだ。
全員の承諾が取れて初めて、残業カードバトルは成立する。
最初のコメントを投稿しよう!