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「時空管理局って言うのは、簡単に言うと数多く存在する世界を守る警察見たいな物かな?」
「と言うことは、ここは俺の居た世界じゃないんだな」
「そうなるね、あんまり驚いて無いみたいだね?」
「いや、十分驚いてるよ、ただ嬉しくてさ」
「嬉しい?」
フェイトが不思議そうに呟くので理由を教える
「代わり映えのしない日常に飽き飽きしていてさ、こんな風に見るもの全てが新鮮でワクワクしてんだよ」
(それに俺は元の世界には帰れないと思うからな)
「でも、家族が心配しているはずだから私が責任をもって美月の居た世界に連れってあげるから」
「それに多分美月の居た世界って地球だよね?」
「地球の事知ってるのか?」
フェイトが微笑んで
「私も小さい頃に日本の海鳴市って所に住んでたんだ」
「海鳴市……」
(やっぱり予想が当たったかぁ)「はぁ~」
「どうした?」
「いや、予想が当たってさぁ」
「予想?」
「予想ってのはな、俺がこの次元世界の人間じゃないって、思ってたんだ」
「どういう事?」
「俺の居た地球には、海鳴市って言う町は無いんだ」
「えっ!?」
「俺が思うに、平行世界から俺はここに来たんだと思うんだ」
そして俺は笑いながら言った
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