~プロローグ~

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(痛って~、くそっ!右目怪我しちまった、失明してねえだろうな) 幸い右目の怪我以外は身体中を少し打っただけのようだ。 (よく右目だけですんだなぁ~、っと!こんな事考えてる状況じゃねえさっさとこのバスから出ねぇと) そして気付く、左足が挟まって身動きがとれない事に (おいおい、冗談じゃねぇぞ!?さっきからガソリンのニオイがするってのによぉ!) 急いで左足を抜こうと試みるが壁が変形してガッチリと、左足を挟んでおり抜け出せない (はぁ~、俺の人生此処で終わりかぁ~、最期までつまらない人生だったなぁ) ついにガソリンが引火し… (母さん、先に逝くことを許してくれよなぁ) そして…… (秋奈……) ドッカァァァン 爆発した 俺がその世界で最後に見たのは銀色の閃光だった
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