~フェチ娘は突然に~

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俺が振り返った先には副会長、館川椿先輩がいる。 そしてさらに後ろから会長、岳野桜先輩がいる。 「だから言ったじゃない椿ちゃん。今日から執事が来るって」 「そうは聞いたけど金峰ってことは全く聞いてない!」 「え、えーっと…桜ちゃんも椿ちゃんも金峰君と知り合いなの?」 なんだこのカオスな感じは。 呆然としていると岳野先輩が俺の顔をかなり近くで覗き込んでいた。 「これからよろしくね執事君♪」 「は、はい」 「まぁ…最初のうちは普通のことしか言わないから安心していいわ」 「ってことは後から無茶なことばっかりですか…」 「無茶っていうかちょっと…なことね」 あなたは5日間で俺に何をさせるつもりですか。 アッーなことをさせるつもりなら俺は大歓…いやいや逃げ出すぞ。 「とりあえずはよろしくね。あ、あと」 岳野先輩は何かを思い出したように言った。 「私達3人…ちょっと痴女気質あるからね」 知ってます、はい。 あぁ…これからどうなることやら…。
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