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とりあえず…着てはみたんだ。
「あら似合うじゃない?」
そういう桜お嬢様は嬉しそうだ。
執事としての１日目は桜お嬢様に俺の独占権が委ねられた。
昨日はここでのルールとか風呂の順番とか教えられ…そしてその後俺の争奪戦。
椿先ぱ…お嬢様は不参加、桜お嬢様と紗希先ぱ…お嬢様がジャンケンをした結果、桜お嬢様が勝った。
ちなみに『桜お嬢様』は昨日から言わされてるから慣れたが、あとの２人はまだ慣れてない。
てか…桜お嬢様は呼ばないとダメなんだ。
…貞操を奪われる……。
最初に戻るが、今俺は桜お嬢様がなぜか持っていた執事服を着ている。
「質問なんすけど」
「何?」
「なんで執事服なんか持ってんすか?」
「人の趣味に口出しはダメよ?」
…男装趣味?
いやいや例えあなたが男装したとしてもその立派なエベレストが邪魔しますって。
「…見･た･い?」
「いいっす」
…やっぱ変態だこの人。
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