~フェチ娘は突然に~

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俺…何かしたっけ? したと言えば18になってないのにエロ本買ったくらいなんだが。 「とりあえず行くか」 「うん」 俺と忠宏は靴箱に戻る。 俺達のクラスの靴箱の前に、副会長と思われる女子がいる。 「こ、これは…どういうつもり…?あ、あなたの靴箱から出てきたんだけど…」 さっきまでの威勢はどこ行った? しかしその理由もあっさりとわかった。 俺の予想は大当たりで、副会長が持っているのは大量の男の宝物。 自分で持っておきながら恥ずかしそうにモジモジしている。 …すまん、不覚にも萌えた。 「で?な、なんのつもり…?」 「別に大した意味は無いですよ」 男がそういう本を買うのに理由がいるか? いらないよな? 「な、なら私と生徒会室に来なさい。反省文を書いてもらうわ」 「…げ」 「…どうにか…なりませんか?」 「無理よ!大体こんなえっちな…じゃない、破廉恥なのを持ってくるなんておかしいの!」 今はっきり言ったな、うん。 はぁ…これはついていった方が良さそうだな。
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