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大人しくついていくことにはしたが…とりあえず名前
くらい聞いたっていいよな?
「あの、なんて呼べばいいかわからないんで、名前教えてくれませんか?」
「私?私は館川椿(タチカワ ツバキ)よ。生徒会副会長をしてるわ」
忠宏の言う通りだ、この人副会長らしい。
腕章の色が赤いから3年か。
てか威勢が戻ってきたな。
「じゃあ行きましょう」
忠宏と顔を見合わせ、お互いに諦めた表情を見せ合い、先に歩き始めた館川先輩に続こうとした時。
「あいたっ!!」
先輩がこけた。
もちろんここには段差とか障害物は無い。
何もないところでこけたのか…。
てか…スカートがね。
「水色…」
思わず呟いた。
すると前でこけて座り込んでいた先輩は立ち上がり、俺の前で止まって…。
「バカァァァァァ!!!」
持っていた大量の男の宝物で俺を思いっ切り殴った。
俺の意識はどこかへ旅立ち、視界は真っ暗になった。
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