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「鏡で頬を見てみなさい」
俺は起き上がり、前にあった鏡を見る。
俺の頬にはキスマークがあった。
うわぉ、俺こんな美人にキスマークつけられたのかよ。
「良かったわよ?まさか寝たままあんなに激しく…」
「桜!ふざけてないで話をさせてよ!」
「ふふっ…はいはい」
お茶を淹れてくるわね、と言って会長は生徒会室を出た。
ちなみにキスマークはシールだった。
だよな、ありえねぇよな。
今この部屋には俺と副会長。
かなり空気が重い。
「あ、あのさ」
ふと、副会長が口を開く。
「さっきは…ごめんなさい」
しゅん、となって謝られた。
俯き加減で言う姿に萌えてしまったのは無理もない。
「いいっすよ。元は俺が悪いんすから」
「そ、そうよ!あなたがいきなり私の…し、下着の色を言ったりするから!」
「椿ちゃん…?反省が足らないみたいねぇ…?」
「きゃあ!!」
「うわっ!?」
副会長が座っていたソファーの後ろから会長がぬっ、と出てきた。
マジでビビった。
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