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ある日ピエロは問われた
どうしてヒトの運命を彩るのか、と
ピエロは笑いながら答える
ソレが己の義務、責任
言うなればソレが己の運命、と
また、問われる
ソレをピエロに運(さだ)めたのはダレなのか、と
ピエロは笑いながら答える
己だ、と
また、問われる
何故わざわざ自らにそんな運めを課したのか、と
ピエロは笑いながら答える
存在意義が相反するモノがいるから、と
己の役割は幸福、愛しむべきヒトを導き笑顔を創り、ヒトという存在を美しくする
そしてソレが己の生き甲斐だから問題ない、と
また、問われる
相反するモノをどう思っているか、と
ピエロは答える
いつもと同じように笑いながら
好きだ、と
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