想いのたけ

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「こ~なたっ!」 「んあ…」 授業…終わったのか。 俺はどうやらぐっすりと寝ていたらしく、気づくと休み時間になっていた。 「なに寝てんだよー!」 耳元で叫ぶな。 俺の親友、 杉本紅恋 (すぎもとくれん)という女のような名前のヤツが俺の横でうるさくはしゃぐ。 「うっせえなあ~…」 「てかさてかさ~!この前いってたユキちゃんが…」 「お前のその自慢話はもういいっつの。てか便所いこうぜ」 「此方ひでえ~…」 「いじけんなよ…鬱陶しい…」 「なんかいった?!」 「いいえ何も…」
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