1章

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『間宮千昭くんだ。ちょっとガラ悪いけどよろしくなー』 高校2年生にあがったばかりのその日。 『功介、また一緒だね』 『一体何回同じクラスになれば良いんだよ』 『うっさいなー。幼なじみってのも考えもんよね』 『言えてらあ』 『ゆりゆりっ、あたし達同じクラスだよー!』 『マコト……トラブル起こさないでよね』 『何その言い草っ!』 『だって本当でしょ?今年1年またよろしくね』 『おー、功介おんなじクラスだな』 『またかよ!こーちゃん、平均点あげんなよー』 『そっちか!俺もうかうかしてらんねえな』 『うかうかしててくれて良いかんな』 和気あいあいと新たなクラスにとけこみかけているところに、転校生がやってきたのはそんな時だった。 『おら席つけー。転校生が来てんぞー』 そしてやってきたのが、間宮千昭であった。 .
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