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彼女は刃物をぶんぶん振り回し、俺は死ぬ気で走りながらそれを間一髪かわして逃げる。
何度も彼女に回り込まれるが、そのたびに俺はとっさに反転し、逃げる。
これの繰り返しだ。
ついに彼女は両腕を剣に変え、飛び掛ってきた。
二本あれば良いってもんじゃないと思うが…
「もう遊びはお終い」
速い!
「くそっ」
今度ばかりはかわし切れないと思われたその矢先、
ガッ!
「何者?なぜ邪魔をするの?」
「答える必要なんてないわ」
またしても謎の美少女が俺の目の前に現れたのだ。
しかし、この子もおそらくはこの星のものではないと判断できた。
なぜなら腕一本で剣を受け止めているからだ。
普通の人間なら腕は吹っ飛んでいるはずだ。
便宜上、初めに襲ってきた少女をA、助けてくれた?少女をBとしよう。
少女Aは再び剣を振り下ろそうと両腕を挙げた。
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