沙紀のメール…想いを電話にのせて。

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俺はメールで気持ちを伝えるのが苦手。 俺は正直物で、遠回りに 気持ちを伝えるのが苦手。 だから、どんなに臭いセリフでも 素直に伝える事しかできない。 それに… 真剣な話しは声に出さないと 伝わらないと思うから…。 だから電話派。 だから俺は沙紀に電話を掛けて… 俺は遊びで言ってないと 言う事を伝える事にした。 プルルルルッ…プルルルルッ… ブルッ…ブツッ…… 沙紀「はい、もしもし…」 祐「もしもし?祐だけど…遅くにごめな?」 沙紀「別にいぃけど…で何ッ?」 沙紀の素っ気ない言い方に心が痛む。 祐「さっきのメールの内容なんだけど…俺、遠回しな言い方できねぇさ…言葉でちゃんと伝えたくて電話したんだ。」 沙紀「へ~たらしもそんな事言うんだ…(笑)」 俺はそんな言い方をする沙紀に 少しキレてしまった…。 そして…キレたと同時に、一杯だった 想いが一気にこぼれた。 祐「真面目に聞けよっ!!!たらしでもなっ、本気で恋すんだよっ!!!!!!怒 その本気で恋した相手がっ…ツッ…あー!お前なんだよっ!!!!照」 沙紀「……」 沙紀「エェェっ…!?」 あ!…やべッ… 言っちまった…。 沙紀に今日電話したのは 告るためじゃねぇのに…(・_・;) 沙紀100%想うよな…。 初電話でいきなり告白…まさに 垂らしがする事だよな…。 それに… 沙紀はきっと俺が 遊びで、 軽い気持ちでずっと口説いてると 思ってたに違いないよな…。 沙紀と祐は無言になってしまった…。 もう後には戻れねぇ…よなっ? 俺はこのまま…ちゃんと 気持ちを伝えよう。 本気で惚れた事を… 俺は真剣にお前に恋した事を… 今言わなきゃ一生後悔する!!! 俺は心の中でつぶやいた…。 俺は沈黙を破るかのように 無我夢中で話し出した。
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