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祐「違うよ…辛くて泣いたんじゃない…。」
何年ぶりだろうな…
久しぶりに泣き出しそうだ…。
俺…沙紀にこんなに心許してんだな。
祐「俺は家族3人で仲良く飯を食ってたリビングで、1人ポツンと両親の遺骨の前にすわってた。
それでっ…それでっ…両親に何度もあやまったんだっ…!
ごめんな。父さん母さん…俺が2人の異変に築かなかったからっ…うっ…う…
…」
沙紀「祐…?泣いていぃんだよ…?
聞いてるのは、私だけだらか…今日は強がらないでっ…?」
俺はその言葉を聞いた瞬間…
祐「うわぁぁぁん…うっ…うわぁぁぁん!!ごめんなさい!お父さんお母さんごめんなさい!うっ…グスッ…俺が2人にっ…ウッウッ…2人が辛いのを気づかなかっからっ…うわぁぁっ…!!」
まるで小さい子供が泣きじゃくるみたいに俺は泣き出した。
沙紀「祐はずっとしんどかったんだね?
1人が辛いかったんだね?」
祐「俺っ…俺さ…色々な女の子と付き合ってきた。
きっとその理由は…こうやって素直に泣いたり…支えてくれる人をずっと探してたからかもな…。
沙紀…ありがとうな。俺に泣く場所をくれて…本当にありがとう。」
沙紀「うん。あたしもね…お父さんが事故でしんだの…。だからよく気持ちがわかるんだっ…。
あたしにはお母さんがいるけど…祐には誰もいない…。だから…あたしはもっと強くなるよ。」
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