沙紀のメール…想いを電話にのせて。

5/7
65人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
祐「違うよ…辛くて泣いたんじゃない…。」 何年ぶりだろうな… 久しぶりに泣き出しそうだ…。 俺…沙紀にこんなに心許してんだな。 祐「俺は家族3人で仲良く飯を食ってたリビングで、1人ポツンと両親の遺骨の前にすわってた。 それでっ…それでっ…両親に何度もあやまったんだっ…! ごめんな。父さん母さん…俺が2人の異変に築かなかったからっ…うっ…う… …」 沙紀「祐…?泣いていぃんだよ…? 聞いてるのは、私だけだらか…今日は強がらないでっ…?」 俺はその言葉を聞いた瞬間… 祐「うわぁぁぁん…うっ…うわぁぁぁん!!ごめんなさい!お父さんお母さんごめんなさい!うっ…グスッ…俺が2人にっ…ウッウッ…2人が辛いのを気づかなかっからっ…うわぁぁっ…!!」 まるで小さい子供が泣きじゃくるみたいに俺は泣き出した。 沙紀「祐はずっとしんどかったんだね? 1人が辛いかったんだね?」 祐「俺っ…俺さ…色々な女の子と付き合ってきた。 きっとその理由は…こうやって素直に泣いたり…支えてくれる人をずっと探してたからかもな…。 沙紀…ありがとうな。俺に泣く場所をくれて…本当にありがとう。」 沙紀「うん。あたしもね…お父さんが事故でしんだの…。だからよく気持ちがわかるんだっ…。 あたしにはお母さんがいるけど…祐には誰もいない…。だから…あたしはもっと強くなるよ。」
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!