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「だってさ。知らない女の人と男の子が、我が物顔で家にいるんだよ?なんか、肩身が狭いっていうか・・・・・・」
必死で食い下がるアタシを、マリさんは軽くあしらった。
「いいじゃない。新しい家族なら歓迎してあげなさいよ?
・・・・・・アタシだって、あんたが突然転がり込んできたときに、心優しく迎えてやったじゃない?」
マリさんは、極めて当たり前の、嫌になるくらいに自分の中で繰り返し言い聞かせてきた正論を、ものすごく面倒くさそうに言った。
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