アスカさん

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 まだ梅雨明けをしていない空は重々しかったために、マリさんは洗濯が乾かないと嘆いていた。  疲れてお昼近くまで眠ってしまったために、マリさんと一緒にブランチを作りながら、リズムよくきゅうりを輪切りにしていく。 洗濯物を干したばかりの部屋は、まるでクローゼットの中にいるみたいで新鮮だった。
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