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彼は…
「ホントなんでもいいですょ。」
とちょっと呆れた、疲れたように答えました。。
あたしが、
「なんでもいいとかじゃないの!大事なの。名札の名前になるんやから。」
ってめっちゃ大きな声で叫びました。
その時友達が、
「じゃあなんて呼ばれよったんです?」
と当たり前な、そしてナイスな質問をして話しが本題に戻りました。
さすが、あたしの友達。
まぁそんな事はどうでもいいんだよね。。うん。で…彼が、少し考えながら、堪忍したように喋りだしました。
「えっと…まぁ普通に名前とか○◯っちとか…」
んっ?◯◯っち?それ使えるんじゃね?いいんじゃね?
うん。ちょっと可愛い。
あたしの中の何かのセンサーが閃きました✌
でも人と一緒なんてありえない。まっぴらごめんだね。あたしが呼ぶ訳ないし笑
なんて考えてたら…その時そこそこ売れてきてたお笑い芸人のたっちが流行ってた頃で、顔の不細工具合も似てるし…(っオイ!)
名前ももじってるし、、
よし!これだ!!
あたしが勢いよく、皆の声を遮って叫びました。
「だっち!ねぇだっちにしようや。よくない?」
うん。響きもあたし的にOK✨これ以外思いつかんし。
すると彼が…
「さすがに人生でそんな呼び方された事はないなぁ」
っとボソッと言いました。。
あたしはそこを聞き逃しやしないょ!
しっかり聞いたぜ~。
じゃあ今日から貴方はだっち!
決まり!
「じゃあ…だっちって皆で呼ぶね!今日からよろしく(o^-')b
そういって笑顔で、ここ1番の働きをしたかのように清々しい気分でいました。
今日からだっち!そうやって…貴方の名前が決まったよね。。忘れてるかもしれないけど、、あたしはこんな事すら忘れられない大事な出会いなんだょ…。。。。。
これは貴方に伝えてないあたしの大事な思い出です。。
後にも、先にも、この呼び方があたし達だけの、ものでありますように… 。
大事な思い出が消えませんように…。
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